自分の意見は的外れな気がして発言できない。そもそも話を振られても何も出てこない…
今回は、こんな悩みにお答えします。
この記事の内容
- 会議で的外れな発言を防ぐ方法は仕事内容の把握
- 的外れな発言を会議でしないための事前準備
- 会議で発言するためのマインド
心の負担がブレーキとなり、会議での発言をやめているのではないでしょうか? 私は誰もが知る大きな会社で18年間サラリーマンをして、現在はマネージャー8年目です。
しかし社会人1年生の時は、誰からもマネージャーになるとは思われていない残念な若手でした。それは仕事に対して自分の意見を持っていなかったからです。
【参考】自分の意見を持つマインドが育つ本はこちら。
この記事では「会議での発言が苦手な人に試してほしい5つの仕事への取り組み方」を解説しています。会議での「的外れ発言」を気にする前に、やるべきことがあります。
仕事への取り組み姿勢を変えることで、会議はもちろん普段の業務でも自分の意見をメンバーに伝えることができるようになります。
影響力の強い、頼られる人材になれます
会議で的外れな発言を防ぐ方法は仕事内容の把握
会議はメンバー全員で、仕事の「報告・連絡・相談」する場です。この大前提を忘れてはいけません。となると仕事内容を把握していないと、会議で発言することができないと思いませんか?
仕事内容とは何か?目的と進捗と課題の3つです。この3つを把握していない人の発言は、的外れで議論に値しません!それぞれ、理由を解説します。
仕事の目的を理解する
仕事の目的理解は、メンバーと判断基準を統一する重要な取り組みです。会議での議論はすべて「仕事の目的に向かっているか?」の判断が必要だからです。
メンバーそれぞれの考え方や価値観をぶつけ合うことは、仕事の質を高めるために必要な対立ですが、目的に沿わない意見は議論を停滞させるだけです。
なので「何の目的でこの仕事をしているのか」は理解しておく必要がありますし、常に意識しておかなければなりません。
何も決まらない会議はメンバーで目的が共有できておらず「手段」の良し悪しを議論しているからです
現在の進捗状況を把握する
進捗状況は納期までのスケジュールに対して「順調なのか、遅れているのか」を把握します。そこで大切なのは、「今は何をすべき段階なのか」を知ることです。
”今”には「今、するべき作業」と「今、考えておくべき先のこと」の2種類があります。この2つを分けて考えられると、自分はどちらに取り組む役割なのかを考えられます。
会議では役割に応じた発言が必要です。それは他のメンバーに見えていない「あなたならではの意見」によって仕事の成果が高まるからです。
会議に出るメンバーにはそれぞれ役割と責任があります。のちほど詳しく解説します
課題や問題の存在を知る
仕事の目的理解と進捗状況の把握によってやるべきことが分かると、自然と「課題や問題の存在」を知ることができます。あなたの役割の中で解決できることもあれば、アイデアとしてメンバーに意見を出すこともできます。
つまり、仕事に対する意見とは課題や問題に対してのあなた考え方や価値観のことなんです
だから会議で発言したいと思うのであれば、大前提として「仕事の内容(目的・進捗・課題)」を理解しておかなければならないのです。次の章からは仕事内容の理解を深めるために、会議前にやっておくべきことを解説します。
会議で的外れな発言をしないための事前準備
この章では的外れな発言を、会議でしないための準備について解説します。
- 議題を先にもらって準備する
- 議題を登録して発言の準備をする
的外れな発言は議題を先にもらって解消する
仕事は段取りで8割が決まります。これは会議も同じです。事前準備の時間をつくることで、会議で意見を出しやすくなります。
どの議題で与えられた役割として発言をするのか、あらかじめ決めておくことで心の負担が軽くなるからです。会議が始まってから議題を知ると自分の意見をまとめることに頭をつかって、メンバーの発言を理解することができません。
議題登録で強制的に解消する
議題を登録すると、強制的に発言する機会をもらうことができます。「会議では絶対に発言しよう!」とチャレンジするのもいいですが、議題を自ら登録して発言する方がラクに意見を出すことができます。
事前に自分の考えた議題で発言するので、的外れはありえません。会議が熱をおびる前に発言しておきたいので、可能であれば議題の最初の方に登録を依頼しましょう。強制的とはいえ会議の場が白熱していては、発言することが負担になります。
「この雰囲気で発言するのイヤだな…」とならないように最初の議題にしてもらうことがコツです
会議で発言するためのマインド
ここでは会議に参加するときの気持ちの面で試してほしいことを、2つ解説します。
会議で発言できない人は認められたい気持ちを捨てる
自分の意見を認められたいと思わないことです。認められたい気持ちで発言すると、以下のような分かりにくい説明になります。
- 横文字(カタカナ語)の多用で、聞く人によって解釈が異なる
- 論理的に話そうとして、説明が長くなり理解されない
会議に限らず仕事のコミュニケーションは、伝わることが最優先です。あなたの言葉をつかって素直に説明しましょう。
自分にも責任、役割があると考える
会議の出席者には「発言する責任と役割」あります。自覚していないメンバーからは、意見が出ないです。会議に呼ばれた時点であなたは「意見を言っていい人」として認められています。
なので「意見がない、発言できない」は、仕事内容を把握できていないと自らの評価を下げる行為
あなたが意見を出すことで仕事の質を高める議論ができます。1つの意見しか出ないチームは変化に対応できない弱いチームです。意見の対立からよりよい新たな発想が生まれるのです
他責にしないは100%
会議にかぎらず、仕事の基本姿勢は「他責にしないは100%」のマインドです。どんなことも自分の責任にする必要はありません。しかし他人の責任にすることは絶対NGです。
自分の責任と役割の中でやるべきことを考え実践することに集中します。社会人としての自覚ですね。
会議で発言できない人は体調を万全に保つ
責任と役割を全うするためには、持っている能力を100%を出せるように体調を維持する必要があります。仕事をする上で「社会人としての自覚」です。
会議では瞬発力も大事になってきます。タイミングを逃せば発言する機会はなくなります。体だけではなく、心の調子も整えておきましょう。自分なりの意見を言うために、リフレッシュ方法を見つけることは大切な仕事の1部です。
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