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話が噛み合わない相手とは前提条件と見えている景色が違う

たかもと

話が嚙み合わない相手にイライラしてしまう!イライラを回避する方法を知りたい…

 
 
今回は、こんな悩みにお答えします。

この記事の内容

  1. 話が噛み合わない相手とは前提条件と見えている景色が違う
  2. 話が噛み合わない相手には「違いを理解してあげる」とイライラを回避できる

話が噛み合わない相手とコミュニケーションを取ると、モヤっとしたりイライラします。雑談やプライベートなら「天然やなあ」くらいの感じで楽しめますが、仕事はダメ!
 

忙しい中で仕事をしているのに、分かりあえない時間はロスでしかありません。また不要なトラブルを招いてしまう可能性が高い。これは、絶対に避けたい・・・

 
私は「仕事相手と話が噛み合わない理由と回避方法」を知ってから、仕事の進め方が大きく変化しました。それに伴い、成果も表に出てくるようになったのです。今では誰もが知る大きな会社で19年間、マネージャーとなって9年になり育成する側になっています。
 

コミュニケーションが上手くなれば社内評価が上がり、出世のチャンスも広がります。話しが噛み合わないとイライラして、仕事相手の責任にしたくなります。ただ相手の責任にしても成果は出ません。

 
この記事では自分で解決できる部分に焦点を当て解説しています。

目次

話が噛み合わない相手とは前提条件と見えている景色が違う

仕事の基本は「報告・連絡・相談」と言われたりもします。頻繁に訪れるこれらの場面で、

  • 「結局、何が言いたいの?」
  • 「何の相談だったの?」

となれば、業務に支障をきたすのは明らかです。まずは、こうなってしまう原因から探っていきます。会議や打ち合わせのシーンを思い浮かべながら読んでください。

会話している前提条件が一致していない

仕事をしていて、最も多いすれ違いが「前提条件が一致していない」です。だらだらと続く「打ち合わせ」、結論が出ない「会議」。

 
ほぼ『前提条件不一致問題』だと言っても過言ではありません。

事実・解釈・アイデアの違い

議論をしている時には『何の話をしているのか?』を明確にすることが重要です。よく使われる分類に「空(事実)・雨(解釈)・傘(アイデア)」があります。どういうことか?

事実・解釈・アイデアの違い

営業へ出かける前に空を見たら、大きな雲に覆われていました。「これは、会社に戻るころには雨になるかもしれない」と思い、折り畳み傘を持って外出することにしました。すると、予想通り帰社途中に雨が降ってきました。でも、傘を持っていたので、濡れずに会社に戻ることができました


大きな雲は、「空がどんな状況なのか?」という「事実」を表しています。

 
次の「雨になるかも・・・」は「空が大きな雲で覆われている」という事実を受け取り、何を判断したのか「解釈(雨になるかもしれない)」を表しています。最後の「傘」は事実と解釈を踏まえ、実際に選択すべき「アイデア(行動・解決策)」を意味します。

 
話が噛み合わない原因は、「空(事実)・雨(解釈)・傘(アイデア)」のどこを議論しているのかお互いに理解(整理)できていないことにあります。あなたは心の中で、

  • 「さっきから、何の話をしてるの?」
  • 「そこを議論しているんじゃないんだけど…」

と思ってしまいます。なので、話がかみ合わない人が説明しているときは「何が事実なのか?」に注意して聞くと、割と理解できます。

 
ただし、話が噛み合わない人たちは事実と解釈とアイデアをごちゃ混ぜにして説明するので「事実を把握するための質問」をする手間はあります。

見えている景色(視座)が違う

次に、人それぞれ物の見方が違うことによる話のすれ違いです。「具体的」にしか解釈できないのか、「抽象的」に解釈することが可能なのか。あなたは、どちらでしょうか?

 
「よい、悪い」ではないので気軽に下記の質問について考えてみてください。思考のタイプを知ることができます。

上司の指示

あなたは上司から「会議の時間をもっと短くしたいなあ」と指示を受けました。どのように今後の会議運営を行いますか?

いかがでしょうか?

「具体的」にしか解釈できない人

いつも会議は1時間でしているけど、今度からは30分にしてみよう!これで上司も納得するだろう・・・。

 

「抽象的」に解釈することができる人

上司は恐らく会議の効率の悪さ(無駄時間が多い)が気になっているんだろうな・・・効率的に運営できるよう、メンバーにあらかじめ議論することを伝えたり、意見を事前に収集したりと、会議前の準備を変えてみよう。

 
違いは分かりましたでしょうか?

  • 直接的に事象を受け止める人(「具体的」にしか解釈できない人)
  • 事象の本質を自分なりの仮説を立てて検証する人(「抽象的」に解釈することができる人)

の違いです。こんな単純な例ですが、もし、この二人が議論をすればかみ合わないのは簡単に想像できます。この『具体と抽象』に興味を持った人におススメの本があります。

ここまでの話が噛み合わない理由を深く知れます。人との接し方が変わりますね。

話がかみ合わない時のイライラ回避方法は「違いを理解してあげる」

ここまで、話が噛み合わない理由を2つ挙げてきました。ここからは、そんな状況になったとき、自分で回避する方法を「それぞれの原因」ごとに解説していきます。

「話している前提条件が一致していない」を回避する

この記事を読んでいるあなたは、「空・雨・傘」の違いを分けて話すことができますし、「抽象的に物事を解釈することができる人」です。
 

なぜなら、事実と解釈を混ぜて話す人、具体的にしか解釈できない人は「仕事相手と話が噛み合わない」と課題を持ちません。

 
それは、自分の発言・物事の捉え方がすべてで「他の考えを受け入れられないから」です。つまり目の前の具体的事象しか見えなくて、自分に見えていないことは世の中に無いことになっています。可能性も考えません。「えっ?ほんとに?」と思うかもしれませんが、事実です。

 
なので、抽象的な考え方のできるあなたから歩み寄る必要があります。例えば、目に見える形で今の議論が「雲・空・傘」のどこなのかを示してあげることです。

私は「事実」・「解釈」・「アイデア」とホワイトボードに枠を作って議論を開始します。

メンバーの発言を3つの枠に当てはめて「発言を見える化して整理」してあげるのです。

「見えている景色(視座)が違う」を回避する

今まで解説したとおり「具体的」にしか解釈できない人は「抽象的」に考えられるあなたの思考を理解することができません。反対にあなたは、相手の思考が理解できます。

 
この違いは埋めることはできないので、先ほどと同様に相手の思考を導いてあげる必要があります。かみ合わないことを嘆きイライラするのではなく、そういう人とは初めから「噛み合わない前提」で接することを心がけます。

 
冷静に話を見極めることで、議論を解決へと向かわせるのです。回りくどい説明が続いても、決してイライラしてはいけません。

まとめ:話が噛み合わない相手とは前提条件と見えている景色が違う

本記事では、話が噛み合わない理由・イライラの回避方法を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?理由が分かれば話が噛み合わない相手とコミュニケーションを取って、モヤっとしたりイライラすることは減ります。

たかもと

なるほど。この人は話が噛み合わない人だな

と冷静に受け止められるので。同じ情報を持っていても、解釈の違いによって出てくるアウトプットも大きく異なります。

 
具体的な世界にしか生きていない人は、抽象的な人のアウトプットを理解することができません。その違いを理解した上で、コミュニケーションを取ってください。伝わるアプローチが見えてきます。

 
相手の責任にしていては、いい仕事はできません。自分のできることを探していきましょう。ここまで読んでいただいたあなたに、私がこの考え方を手に入れた具体と抽象をもう1度紹介します。

コミュニケーションに関する悩みが一気に吹っ飛びますから、おススメです。
 

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 自分の非を認めず、反省の色を見せないからいい加減にしてほしいと指摘されて、それに対してやってるだろ!?どこが直してないんだよ!と逆ギレする奴にも優しくしなきゃならないのですか!?

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