どうすれば仕事で評価されるんだろう?重要な仕事も任せられないし…先輩や上司は、僕に関心がないよ…
今回は、こんな悩みにお答えします。
この記事の内容
- 仕事ができない人が改善するべき「取り組み姿勢」4選
- 仕事ができない人が改善するべき「基本動作」7選
- 仕事ができない人が取り入れるべき「習慣」4選
上司や先輩からの指示に困ってないですか?人によって仕事の進め方が違ったり、ひどい場合だと「この前と言っていることが違う!」などなど。それなのに、『仕事ができない人』扱いを自分が受けるなんておかしいよ!と思いますよね。
私は誰もが知る会社で17年間働いて、マネージャーとなって7年です。この記事では、私が若手時代に身につけた「仕事ができない人」からの脱出方法をまとめています。「仕事ができない人」から脱出すれば、あなたのペースで仕事を進められます。
上司や先輩からの細かい指示がなくなるからですね。若手社員はもちろん、納得する評価をもらえていない中堅社員の方にも役立つ情報となっています。
上司から与えられた役割と責任の範囲で、期日までに求められる成果を出す
仕事ができない人が改善するべき取り組み姿勢4選
まずは仕事に取り組む「基本姿勢」です。意識やマインドと言われる部分ですね。
仕事の基本姿勢
- 社会人としての自覚を持つ
- 人間関係をよくする
- 仕事に意見を持つ
- 曖昧な質問をしない
社会人としての自覚を持つ
社会人としての自覚とは、当事者意識です。つまり「自分がやる」という責任感のこと。責任感がない人は、上司から信頼されず評価をもらえません。「相談」の仕方で判断できますので、下記の例を見てみましょう。
- こういう状況なんですが、「どうすればいいでしょうか?」
自分の意見がなく、上司に判断を丸投げしています。責任感のある人は違います。
- こういう状況です。「私はこうしたいと思いますが、いかがでしょうか?」
責任感のある人は自分の考えを伝えて、上司の判断を仰ぎます。上司といえど、細かい作業まであなたの仕事を把握していません。上司の仕事は、成果の達成に向けて進むべき方向性を示すことだからです。
仕事に責任感のある人は上司の役割を理解し、方向性を決められる判断材料を与えて相談します。判断材料がなく「どうすればいいでしょうか?」と相談されると、細かい作業の確認が必要になり生産性を下げます。
ここまで責任感のない人が信頼を得られない理由をお伝えしましたが、理解いただけたでしょうか?社会人としての自覚とは「当事者意識」という責任感です。
人間関係をよくする
仕事はいつの時代も「人」と「コミュニケーション」が大切。なぜなら、どんな仕事も一人で完結することはないからです。人間関係が悪いと、遠慮したり話しかけるタイミングを伺うなど「悩む時間」が多くなります。
そのため業務に集中できず、求められる成果が出ないです。だから人間関係をよくしておくことは、成果を出すために必要な「仕事の基本姿勢」となります。
- 挨拶の声は大きく
- 笑顔をよく出す
- 悪口を言わない
挨拶の声は大きく
挨拶の声が小さい人に、「話しかけよう」とならないですよね?コミュニケーションの量が少なくなり、関心も薄くなります。そんな人に大きな仕事は任せられないですね。
一緒に働くメンバーから話しかけられない人に、信頼はありません。挨拶をおろそかにしてはダメな理由です。
笑顔をよく出す
笑顔はまわりの人をポジティブにします。また単純に「いい人」と思われます。特に話しかけられたときは笑顔で応えましょう。仕事中なんでニッコリする必要はありません。
大きめの声で「ハイ」と返事をしながら眉毛を上げる程度で大丈夫です。「あなたの話しを聞きます」の気持ちを態度で示します。誰でも明日からできますね。
悪口を言わない
悪口はまわりの人をネガティブにします。人間関係をよくする反対の行動!悪口を言い合って「同じ気持ちの人がいた」と仲よくなった関係は弱いです。ちょっとしたキッカケで崩れます。
- もしかして、私の悪口も言ってる?
- 悪口を言っていた人と仲よく話している…
- 私にまわりの悪口を言わせたかった?
このような疑いが生まれるからです。悪口を言う人が信頼されない理由です。
仕事に意見を持つ
会議に参加して、言葉を発することなく終わっていませんか?会議で発言しないのは「仕事に意見を持たない」典型的な社員の振る舞いです。
意見がない人を上司は、評価も信頼もしないですよね。意見は「仕事の課題」を把握することで自然と出ます。把握するポイント下記の2つ。
- 仕事の目的を理解する
- 納期に対する進捗状況を把握する
今のプロセスが目的に向かっているのか?進捗は順調か、遅れているのか?上記ポイント2つを押さえるだけで、仕事に意見を持つことができます。
- A案よりB案の方が目的達成には早い。
- 進捗が遅れているので、新たな役割を追加するのがいいのでは?
こんな感じで考える軸を持てるからです。対策を考え、継続して改善を加える活動が「求められる成果」を出す方法です。
曖昧な質問はしない
質問が曖昧な人は「仕事ができない人」が多い。なぜなら曖昧な質問には曖昧な答えしか返ってこないため、成果に必要な情報がもらえないからです。
当然、仕事も回ってこないので「仕事ができない人」のまま会社員を過ごすハメになります。そうならないために、具体的な質問を心がけましょう。
具体的な質問は、仕事の目的や上司の考えを理解することで可能になります。それは「いつ、だれに、何のために、どの場所で」を踏まえた質問ができるからです。プライベートの会話を例に出すとわかりやすいかもです。
家を買いたいんだけど、3,000万円で足りるかな?
こんな質問を友だちからされたらどう感じますか?
いやいや、買う場所や広さによるやろ・・・
と頭の中でツッコミを入れるはずです。仕事ができない人は上記と同じように、前提条件を相手に伝えないまま質問をしているのです。
仕事ができない人が改善するべき基本動作7選
ここまで「仕事の基本姿勢」を解説してきました。この章では「仕事の基本動作」について見ていきます。具体的な行動なので明日から取り入れることが可能です。
仕事の基本動作
- 仕事の目的と与件整理を省かない
- 仕事はスケジュール作成から始める
- 上司を不安にさせない
- 正確に情報を伝える
- 業務改善提案の型を知る
- マルチタスクをしない
- 細かいタスクをためない
7個と少し多いので、繰り返し読んでください。
作業前の与件整理を省かない
「与件」をご存知でしょうか?与件とは成果達成に向けた「変えられない条件」のことです。どういうことか?
- 仕事の目的
- 使えるリソース(ヒト・モノ・カネ・情報)
- 仕事の納期
これらの条件は変えることができないのが一般的です。なので、仕事で成果を出すためには「与件の整理」が必須となります。それはどんなに良いアイデアでも「お金が足りない!」では実現できないから。
キツイ言い方になりますが、実現できないアイデアに価値は1ミリもないのです。与えられた条件の中で成果を達成します。
与件の整理をしないまま仕事を進めると、成果の達成は遠のきます。どこかで後戻りが発生するからですね。上司から「やり直して」と言われてくやしい気持ちがこみ上げます。
仕事はスケジュール作成から始める
仕事で自分の持っている能力を最大限発揮するために、スケジュール作成が必要です。仕事が完成するまでの道筋が見えて、目の前の作業に集中できるからです。
また、上司やメンバーともイメージを共有できて「安心感」を与えられます。スケジュール作成で必要な要素は、下記の3点です。
- 進捗確認日
- 決裁権者への報告日・時間確保
- 仕事の納期
進捗確認日
あらかじめ報告日を決めておけば、その日までにやるべきことが明確になります。さらに、上司からの「あれ、どうなってる?」のストレスから解放されます。
上司は「あした報告を受けるからそのときでいいか」の気持ちです。また、上司の「思いつき発言」を受けることもないので、手戻り作業を減らすことができます。
仕事で評価されない人は、行き当たりばったりで上司の時間を確保しようと「いつもテンパって余裕がない」です。あなたは大丈夫でしょうか?
決裁権者への報告日・時間確保
仕事の成果を最終的に判断する決裁権者への報告日と時間を確保しておけば、仕事のストレスは圧倒的に減ります。
進捗報告している上司が決裁権者なら、通常の進捗確認日で問題ないです。仕事の納期が明日なのに「責任者へ報告ができていない」なんて考えるだけで恐ろしいですね。
仕事の納期
納期がわからず仕事をしている人はいないと思いますが、スケジュールに明記することは必要です。余裕があると思っていても、実際にカレンダーで営業日を数えると「意外と少ない…」はよくあります。
スタートとゴールの位置を正しく理解することで、進捗状況を適切に判断できるからです。また、上司に「いつ、何を報告するべきか」も見えてきますね。「この日までには、●●の判断はしてもらわないと」みたいな感じです。
上司を不安にさせない
上司はいつでも「安心」を求めています。だから「不安」を感じる部下の評価は低いです。上司を1番不安にさせる行動は「事実ではなく解釈で報告してくる」です。そんな人は進捗報告の場面で、自分の予測や予想、感想を事実と混ぜて説明してきます。
「先週、商談に行ったA社からは受注できそうかな?」
「多分、受注できると思います。商談の後にも先方の担当者に電話して社内の感触を聞いたんですけど恐らく大丈夫と言っていたので僕も大丈夫だと思っています。」
このときの上司の頭の中には、
- 社内の感触って?
- 先方は決済権者に聞いたの?
- 恐らくってどの程度?
こんな疑問がわいています。
「多分、受注できると思います。商談の後にも先方の担当者に電話して社内の感触を聞いたんですけど、決済権者である部長のOKも既に出ている段階にあります。後は明後日の経営会議での最終判断待ちの状態ということですが、事前の説明で反対する人はいないとのことです。」
OK例はすべて事実ベースの報告です。聞いた質問に感想を混ぜられると、今後の判断が正確にできなくなります。だから例えネガティブな情報だとしても、淡々と事実だけを伝えることが必要な行動です。感想を混ぜない報告に上司は安心し、あなたを信頼します。
正確に情報を伝える
「結局、何が言いたいの?」と上司につめられた経験ないですか?社会人として言いたい事を正確に伝えられないのは致命的です。ビジネスの基本は「人」と「コミュニケーション」だからです。
話しが伝わらない大きな理由は3つあります。
- どんな内容の話しが始まるの?
- 話しを聞くメリットは何?
- 話しを聞いたけど何すればいいの?
上記3つの「?」が聞き手の頭に浮かぶと話しは伝わらないです。
どんな内容の話しが始まるの?
まずは、どの仕事の何について話すのか「テーマ」を宣言してから説明しましょう。聞き手に頭を整理してもらうために必要な行動です。ビックリしますが、テーマを言わず説明を始める若手がいてます。
あたり前ですが、今からあなたが話す内容を上司は知りません。事前にお伺いを立てていたとしても、いちいち覚えていません。「えっ、何の話し?」と言われる人は注意です。
話しを聞くメリットは何?
進捗報告であっても、上司にあなたの話しを聞くメリットを提示します。上司の仕事は「チームで成果を出す」ことです。だからこの目的に必要な情報提供が上司のメリットになります。
- 進捗状況(遅れていないか?)
- サポートの有無(あなたでは解決できない課題はないか?)
- ネガティブな事実(致命的な問題はないか?)
仕事を着実に前に進めるために必要な判断材料が上司は聞きたいのです。
話しを聞いたけど何すればいいの?
仕事で情報を伝える目的は「相手に動いて欲しい」からです。なので、あなたの情報を使って「仕事にどう活かすのか」を伝えなければいけません。相手の仕事が前に進むことを理解してもらうのです。
メリット提示に加えて、行動の後押しが明確にないと、
- 「何の時間だったの?」
- 「結局、何をすればいいの?」
と思われて信頼を下げます。
業務改善提案の型を知る
業務改善提案は、聞き手に伝わる構成が存在します。
- 解決すべき課題
- 課題が出ている要因
- 要因を解消する対策
- 対策を実施した想定効果
上記4つの流れで提案します。そして提案資料を作るときは1ページ目にこれらの情報を要約します。
サマリーの作成
提案資料の1ページ目に要約した情報は「サマリー」と呼ばれます。
論文やレポートなどで内容が膨大になるときに、冒頭にサマリーを持ってくることで、読み手がおおまかな内容を一目で把握することができます。また企画書や提案書、報告書などで、特定の内容を全て追っていると時間が掛かってしまうと思われるときは、サマリーをつけておくと親切です。インターネット上の検索画面で、内容の一部を短い文章で読めるのもサマリーですね。
マイナビ
上記のとおり、「読み手が大まかな内容を理解すること」を目的に作るページです。正確に情報を伝える準備をサマリーでします。
- 提案の目的は?(課題)
- 具体的な作業は?(要因・対策)
- 聞くメリットは?(効果)
内容を説明する前に、サマリーで聞き手との前提を合わせておきます。たったこれだけで、提案内容の理解が高まるのでサマリーは作って損はないですね。
- 私たちの部は他部署に比べ残業時間が30%も多い(課題)
- 月末の作業が特定の社員しかできない(要因)
- メンバー全員が特定の作業をできるように育成する(対策)
- 2か月後には他部署と同水準の残業時間とする(効果)
※実際の提案書は、各項目に補足の文章を足してください。
「なるほど、残業時間を減らための社員育成について提案を受けるんだな」と読み手は整理します。この認識合わせを済ませておけば、詳細の内容もすんなり理解してもらえるのです。
マルチタスクをしない
マルチタスクをすすめない本質は「仕事に優先順位をつけましょう!」です。
マルチタスク (multitasking) は、複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することをいう。
Wikipedia
マルチタスクは複数の仕事が同時に進んでいます。だから「効率的」だと勘違いするのは若手社員によくある間違いですね。実際にはマルチタスクは「スキマ時間」が発生して効率は落ちています。
- 他のタスクが気になり集中力が保てない
- タスク切り替え時に「どこからだったかな?」と思いだす時間が発生する
- タスクを切り替えるたびに脳が疲れる
優先順位をつけて仕事をすることで、生産性もあがり評価を得られる成果を出せます。
細かいタスクはためない
「マルチタスクをしない」に通じるのですが、細かいタスクでも頭の片隅に残って気になります。自分では気づきませんが、生産性は落ちているのです。「後でいいや」と思わず、細かいタスクはどんどん片付けてから大きいタスクに集中します。
- メールの返信
- 打ち合わせの日取り
- 上司への報告
このような細かいタスクであっても、頭にあると仕事の効率は悪くなります。
仕事ができない人が取り入れるべき「習慣」4選
読書習慣を身につける
読書は確実なリターンが見込める「自分への投資活動」です。特にビジネス書は「成功者の経験を疑似体験」できるメリットが大きい。筆者の血のにじむような努力や試行錯誤の結果を、わずか数時間で知れるからです。
なので読書を習慣化できれば、あなたが仕事で評価される確率は大きくあがります。また、読書は下記能力の獲得につながります。
- 想像力
- 説得力
- 説明力
想像力
読書はテレビや映画のように映像がないので、文章から場面を想像する必要があります。だから読書をしている時間はずっとイメージをしている状態なのです。
この「イメージを膨らませて考える」を繰り返すことで想像力が養われます。想像力が身につけば、人の思考に先回りできるのです。上司の求めている行動がわかり、信頼と評価の獲得につながります。
説得力
読書習慣が身につくと、人の心を動かす文章や構成を覚えます。これが説得力につながるのです。誰が見ても理解できる資料を作ることができるからです。
説明力
上司や仕事相手に納得してもらえる説明力がつきます。読書を通じていろいろな言葉を知るからですね。語彙力が高まるので、TPO(時間・場所・場合)に応じた言葉の選択ができるようになります。言葉に重みが出るので、信頼感が高まります。
自己成長を図る
自己成長を図るために必要な取り組みは3つです。
- 教わり上手になる
- フィードバックを恐れない
- 他責にしない
これらに取り組むことで、まわりから信頼されるほどの自己成長を遂げることができます。
教わり上手になる
自己成長の1番の近道は教えてもらうことです。マネしたいと思う先輩からノウハウを学ぶのです。とはいえ、丁寧に教えてもらうためには心構えが必要になります。
- 笑顔
- 受容の言葉
教える側も笑顔で、素直に取り組む姿勢を見せてくれると親切丁寧に教えたくなります。しかも継続的に。2つの心構えで教わり上手になることが自分の成長につながります。
ちなみに「受容の言葉」は教えてもらったときの反応です。この反応が逆に否定的だと教える側は「なんでやねん!」となって、今後は適当にあしらわれて損します。
受容の言葉(OK) | 否定的な言葉(NG) |
---|---|
そうですね。 | いや、・・・ |
なるほど、わかります! | そうは言っても・・・ |
やってみます! | それはちょっと・・・ |
言葉づかいには癖が出ますので普段から意識しておきましょう。
フィードバックを恐れない
自己成長に欠かせないのが他人からのフィードバックです。それは、客観的な視点を得られるから。言いにくいことを真剣に伝えてくれる人はあなたの成長を願っています。とても貴重な存在だと認識しましょう。
フィードバックを受けると「否定された」と思ってへこむ人がいてますが、損ですね。フィードバックは「ギフト」と認識します。そうすれば、フィードバックを恐れず行動できそうじゃないでしょうか?
行動して、フィードバックを受けた量に比例して成長が図れます。勇気を持ってガンガン行動していきましょう!行動しない人はフィードバックをもらえません。
他責にしない
「他責にしない」はどのような状況でも「自分ができること」に焦点をあてる考え方です。なので、「自責で考える」と反対の意味ではないので注意してください。
「自分の責任だ!」と背負うのではなく、「自分にできることは何か?」を考えます。あなたの今の考え方はどうでしょうか?チェックしてみてください。
- 他社のサービスは素晴らしいな。わが社とは違うよ。
- 他社から素晴らしいサービスが出た。顧客を奪われない策が必要だ。
もちろん2番目が「他責にしない」考え方です。考え方もクセがあるので、日頃から矢印を自分に向けて考えましょう!
仕事を進めるルールを作る
仕事をするルールを作れば、生産性が上がります。それは他人の影響を受けず仕事を進めることができるからです。ルールとは自分の「判断基準」のことです。この基準を明確にしておくことで3つのメリットを得られます。
- 空気を読まなくていい
- 結果に集中できる
- ミスがなくなる
空気を読まなくていい
ルールを決めておけば、自分の行動がまわりの環境に左右されなくなります。つまり空気を読まなくて良いんです。
たとえば上司に報告や相談が苦手でも、「毎日17時に進捗状況を伝える」とルールを作っておけばスムーズに動けます。ただし、作ったルールはまわりに知らせておく必要があります。
上記の例では毎日17時に進捗状況を伝えることを上司に宣言しておくのです。そうすれば、自分の感情も相手の状況も考えなくていいから楽ですね。ルールがあれば人は動けます。曖昧な状況だと仕事は止まります。
信号のある交差点では、ほぼ無意識で「進むか止まるか」を選択しています。だけど信号がないと「まわりの環境」を確認する作業が発生します。それと同じですね。
結果に集中できる
空気を読む時間がなくなるので、シンプルに目の前の作業に集中できるからです。
頭の中に余裕が生まれるので、さらに効率的なるルールやアイデアを考える時間もできます。少しづつルールに改善が加わり、「仕事の結果」だけに集中できる状態を作れます。
ミスがなくなる
結果に集中できるので、注意が散漫にならないからです。「ルールを作る⇒結果に集中⇒ミスが減る⇒考える時間が増える⇒ルールやアイデアが浮かぶ」とても良いループに入ります。
ミスをすると仕事の優先順位が変わり、やらないといけない作業が後回しになってイライラします。このようなイライラする気持ちを減らすためにもルール作りは必要です。
不要な悩みにとらわれない
最後のパートは「不要な悩みは持つな」のメッセージです。仕事をしていると、どうしても周囲の評価が気になります。でも考えても答えは絶対に出ないです。
このように、考えても答えが出ないことは考えないようにする必要があります。それは、頭の中に不要な悩みがあると気になって仕事への集中力が保てないからです。
- 今、話しかけても大丈夫かな?
- こんなこと聞いて呆れられないかな?
- 明日は晴れるかな?
不要な悩みは「思考をコントロール」することで解消できます。ただ、思考のコントロールには訓練が必要ですね。興味のある方は下記の記事で詳細を確認してください。
まとめ:仕事ができない人の特徴
ここまで、仕事ができない人の特徴と改善するべき姿勢や行動を長々と解説してきましたが、いかがでしょうか?サラリーマンもスポーツ同様にルールが存在します。その中には暗黙のルールもあるのでややこしいですね。
本記事では、暗黙と言われる「なんとなく常識になっているルール」を含めて解説してきました。できることから取り入れていただければ、間違いなく上司から信頼され、評価を受ける社員となります。
仕事の基本行動が身につけば、上司や先輩からいちいち細かい指示をされません。伸び伸びとあなたのペースで仕事を進めることができます。仕事ができない人から仕事ができる人へ評価を変えることができるのです。
コメント